\続★浮気不良彼氏★FINAL!/





床に無造作に置かれた
銀色の重たそうな
でっかいダンベルを片手に動かし始めた。


無言で。



『……あのね。』



「梨々香。すげー好きだから。」


眉間にシワを寄せながら

グイッグイッとダンベルを持ち上げ
ぶっきらぼうに言い捨て去った。





『………ん?』



「だから…嫌いになるな。」


『…う、うん。』


いきなりどうしたんだろう。



「嫉妬しすぎてさ…俺のこと嫌いになられたら……そのつれーし」


『………え?うん。』


「いや………なんでもねえ。」