あっ、そういえば忘れてた…



『早瀬くん…ごめんなさいっ!』

私は、隣に座る彼に
腰を90度に曲げ謝った。



「ん?」

彼は綺麗な顔を傾げている。



『昨日…家庭教師忘れてました…。』



「フッ。そうだと思ったよ。大丈夫、気にしないで。」



顔をあげると
優しく微笑む早瀬くんの顔があった。