「梨々香、切るぞ?」 『……やーだ。』 「え…。」 『りーき。…すきっ。ん〜ぐふ…。』 寝ぼけてるぞ、おい…… これは切るべきか いや、でも切りたくねえし。 『スースー…。』 寝たな…完全に。 「梨々香。すげえ好きだよ。」 『スースー………』 「お前の心の中からアイツのこと追い出してやるから…」 『…。スー。…』 「だから、俺のこと選べよ。」 『…………。』 「梨々香、愛してる。お休み。」 ツーツーツー そして、電話を切った。