\続★浮気不良彼氏★FINAL!/





―30分後―



「今日さ、男にフラれたんだよね。」


『うん。』


「1つ上の先輩なんだけど。超絶イケメンでさ。」


『いいね、先輩って萌えるよね。』


「そー。屋上呼び出して告白したんだけどダメだった。」


『度胸あんじゃん、すごいよ。』


「そお?」


『うん。自分だったら先輩を屋上に呼び出す勇気ないから尊敬する。』


「でさ…ギャル系は無理なんだって。」


『そうやって言われたの?』


「うん。だから、他あたってって。」


『最悪な男やね。』


「うん。ちょっと傷ついた。」


『よし、綺海行くぞ。』


私は彼女の頭を撫でる手をとめ
立ち上がった。



「え?」



『りり姉も、溜まってんの。付き合ってくんない?』


「いーよ。」

彼女はそう言って笑った。