部屋の横の壁に沿って 置かれた2段ベッドに並んで座る。 綺海「りり姉……。」 彼女は私の肩に もたれかかってきた。 私は無言で彼女の頭を 優しく撫でてあげる。 彼女には話しかけるより 話を聞いてあげた方が 自分から色々と話してくれるからだ。 綺海「まりんさ、りり姉にそうやって撫でられると安心する。」 『うん。』 綺海「……。」 彼女は、肩にもたれかったまま 黙り込んだ。 いつも大概こんな感じ。 悩みをきいてあげに行くと 話し出すまでに30分くらいは 黙り込むのが彼女のクセ。