「あ、あいつ顔死んでんな。ほら。」 玲華の指さす方を見ると フラフラとした足取りで 教室に入ってくるリイキの姿が見えた。 『本当だ。』 なんであんな顔してるの? 彼の悲しそうな苦しそうな横顔を 私はじっと見つめていた。