「にしても、あんたら痴話喧嘩ほんと多いよね。」
『うん、たしかにね。』
「まぁ、あの八神が独占欲強すぎんのがいけないんだけどね。」
『なんであんな嫉妬ばっかするのかな？』
玲華の彼も嫉妬をするって
話を聞いたことあるけど、
みんな私たちほどまで喧嘩しないし
こんなしょうもないことで
嫉妬なんてしてない。
「梨々香モテるからね。だから、誰かに自分の彼女が取られないか不安なんだろ。」
『いや、私全然だよ？むしろ、リイキと付き合ってからか男の子たちあんま近寄って来なくなったし。』
「あー、あいつ周りの男子に俺の女に話しかけんなだの近づくなとか圧力かけってからな。」
『………アホらしい。』
「まぁ、そんだけ梨々香んこと好きだってことだろ。」
