「凛さん、実家に帰ったよ。」
修学旅行から帰ってくると、
真っ先に兄貴にそう伝えられた。
「は?何、冗談言ってんの?」
嘘だろ?
「いや、冗談じゃないし。ほら、これ。」
見ると1枚の手紙…というか書き置き。
《突然ですが、実家に帰ることにしました。
今まで、色々お世話になりました。》
あ?何言ってんだ?こいつは。
「って、何で兄貴が知ってるんだよ?」
この置き書きもなんで持ってんの?
「日曜日に会ったから…
守がロンドン行ってたの忘れてて。」
「ああ。」
「ちょうど、荷物持って行くところだった。」
「え!?何で引き留めなかった?」
「はい?何で引き留めるの?」
「何でって…」
普通、実家に帰ることを引き留めたり…
しないか。しないな。
「凛さんが一人暮らしを続けたかったのは、
自由で楽だったから以外に理由はないって
言ってたよ?
だけど今回、先生に迷惑かけたからって…」
修学旅行から帰ってくると、
真っ先に兄貴にそう伝えられた。
「は?何、冗談言ってんの?」
嘘だろ?
「いや、冗談じゃないし。ほら、これ。」
見ると1枚の手紙…というか書き置き。
《突然ですが、実家に帰ることにしました。
今まで、色々お世話になりました。》
あ?何言ってんだ?こいつは。
「って、何で兄貴が知ってるんだよ?」
この置き書きもなんで持ってんの?
「日曜日に会ったから…
守がロンドン行ってたの忘れてて。」
「ああ。」
「ちょうど、荷物持って行くところだった。」
「え!?何で引き留めなかった?」
「はい?何で引き留めるの?」
「何でって…」
普通、実家に帰ることを引き留めたり…
しないか。しないな。
「凛さんが一人暮らしを続けたかったのは、
自由で楽だったから以外に理由はないって
言ってたよ?
だけど今回、先生に迷惑かけたからって…」