「凛ちゃん、一也、ありがとう!
ハンバーグとっても美味しい!」

帰ってきた優香さんに褒められる。
…ちょっと嬉しい。

「レシピ通りに作れば
大体同じ味になるだろ。」

と、一也。

「可愛くないこというガキだな。」

「ガキじゃないです!もう12歳です。」

「12歳って、ガキじゃねえか!
ガキって言われたくなかったら、
その人参、残すなし。」

「それとこれとは関係ないだろ?」

「あーりーまーすー
好き嫌いをするやつはガキなの!」

実際、
好き嫌いのある大人はいっぱいいるけどね。

「いつ誰が何処で?
何時何分何十秒?地球が何回まわったときに?
そんな事が決まったんですかー!」

「そういうとこがガキなんだって。」