突然 顔が水からでた
いや、正確には何かがあげてくれた。
その何かに必死にしがみつく
「蓮?」
あたしを助けてくれたのは蓮だった
「大丈夫か?」
なんで、なんでいるの?
「うん......」
「ったく、泳げねーんならこんなとこ来んなよな」
「なんでここにいるの?」
「いや、、だってお前拗ねてどっか行っちまったから探しに来た」
拗ねてって....
まあ確かに拗ねてたけど。
「そうなんだ、ありがと。助けにきてくれて」
「ん」
なんか蓮顔赤くない?
あれ?てかなんでこんなに蓮の顔が近くにあるの?
「うわあああっ」
あたしってば蓮に抱きついたまんまだった!
えっ!ヤバっ、足が!
びっくりして蓮から手を離しちゃったから脚がつかない
「おいっ」
溺れそうなあたしを蓮が、慌てて引っ張る
またまた蓮の腕のなかに。


