「うわー....キレー!!」
しばらく歩くと海が見えてきて、砂浜は人で溢れかえっていた。
人混みをかき分け、海に直行。
素晴らしく綺麗だった。
海なんて、数えるくらいしか行ったことないけど、断トツで綺麗。
太陽の光を受けて、空と同じスカイブルーの海。
ーーーー最高だ。
「じゃあ着替え終わったらここ集合な」
爽君の言葉を合図に、あたし達は更衣室に向かった。
「愛蘭、どういう水着もってきた?」
菜有花がバックをゴソゴソあさりながら
言葉だけを投げかけてくる。
あたしが持ってきたのはね....。
「これだよ」
あたしもバックから取り出すと、一目散に菜有花が駆け寄ってきた。
「可愛い!」
あたしが持ってきたのは黄色の生地に胸元に白いリボンがついてるやつ。
一目惚れして去年買ったんだ。
ま、着る人がこんなんじゃ水着さんに申し訳ないけど。
「菜有花のは?」
「あたしはこれ!」
菜有花が持ってたのは全部黒生地の水着
菜有花に似合いそう!
真っ黒って、やっぱり菜有花みたいな美人が着るから似合うんだよね。
「いいじゃん!可愛い!」
「ありがと!それより愛蘭、あんた胸おっきくなった?」
と言っていきなりあたしの胸を掴んできた菜有花。
「ちょっ、、!!菜有花!」
やめろ!


