「愛蘭!!」




何分、いや何時間経っただろう



蓮が息を切らしてあたしのとこに来た






「お前な.....一人で勝手に帰んなよ」





そういいあたしを抱きしめる蓮





「ごめんね....」





しばらくお互い無言で抱きしめあっていた





「さっき言ったこと本当か?」




きっと好きだと言ったことを言ってるんだろう





「本当だよ」





忘れてなんて言ったけどきっとこの先
あたしが蓮に対する思いは変わることはない




だからここでけじめをつけよう






「まじかよ.....」




頭をくしゃくしゃする蓮





あぁ、ふられるんだな。
って思った





「ふって?ここでちゃんと返事聞きたいから」




ふられることはわかってる




だからここでちゃんと蓮の気持ちを聞こう