あたしも若葉ちゃんたちへのおみやげを決めてかごに入れると、レジへ向かった。

「お待たせー」

おみやげ店の前で待っていた委員長に声をかけた。

「そろそろ、大阪駅に戻ろうか?

もう14時30分だって」

声をかけたあたしに委員長は携帯電話を見せた。

携帯電話には委員長の言う通り、14時30分と表示されていた。

「あー、そうだね。

遅くならないうちに戻ろうか」

あたしはうなずきながら言った。

委員長は携帯電話をブレザーのポケットにしまうと、
「今日の夕食は何かなー?」

「また食べ物なのね…」

食べ物のことばかり考えている委員長にツッコミを入れながら、あたしたちは大阪駅に向かった。