「美歌、次の駅で降りる?」 「はぃ………(じゃなくて)うん」 「ハハッ、今、はいって言おうとしたでしょ?」 「!」 「なんかうんって言ってくれると嬉しい」 「そうかな……」 「だって俺らタメだよ? これからもはいじゃなくてうん、な?」 「うん!」 「その調子~」 「エヘヘ」 この日のことは今でも鮮明に覚えてる 嬉しいって言ってくれた世那をずっと見ていたいって思った 世那の笑った顔はキラキラだった