泪のためにも、美玲ちゃんのためにも…



僕自身のためにもこの男を倒す。




「…2人がかりでも俺には勝てないのに」


相手を殴ろうとした瞬間、


拳が連と佑真の腹に直撃した。




ぐっ……………!!



速いっ



速すぎる





倒れそうになるのを何とか堪えたが、


かなりの力だった。


「もしかして、もうギブアップとか言うの?」


「…んなわけねぇよ!!」


佑真は再び突進していった。



「てめぇーは絶対倒す!!!」