ある日のことだった。 放課後、中庭のベンチに寝転がって ボーッと空を眺めていた。 すると、空を見ていた視界に ココア色の髪の長い女の姿が映った。 「ねぇ、何してるの?」 「っ!?」 何だよこいつ………。 見たことねぇ顔だな。 「ねぇー聞いてるの?」 「別に、お前には関係ないことだろ」 「ひどーい。次世代のトップ候補者がそんなこと言ったらだめだよ?泪くんっ」 何で俺の名前を!? てか、こいつ誰だ?