君の隣は…





「大翔〜朝はお疲れだったなー」




中学ん時からつるんでる朝日颯[あさひはやて]がニヤニヤしながら言ってきた。




「ああ゛?来てたんなら助けろよボケ‼︎」




「いゃ〜俺のタイプの女の子がいなかったからさ〜♪」




「てめぇざけんなよ‼︎そのせいで朝結愛んとこ行けなかったんだからな‼︎」




俺が苛々を全身で表していると颯が宥めるように言ってきた。




「まぁまぁ、入学式で結愛ちゃんみれたんだからいいだろっ」




「まぁ。てかこれからあんな女くるとかまじで学校来る気なくすんだけど」




「それは言えてるわ。とりま、帰るかっ」




颯にそう言われて帰る準備を始めた。