なんだか嬉しくて、ドキドキする。 もしかして、何か用事あった? 「あ、そんなことないです。大丈夫です。そしたらあのお店に行けばいいですか?」 うーん。わるいんだけどさ、マコトくんとふたりで会いたいんだよね。だから、よかったら、俺の大学の時計台の前で待ち合わせても、いいかな。 「はい!」 また、ふたりきりで会える。 吉田やみっちゃんには悪いけど、ボクも、もっと陸さんだけと話したい。 嬉しい。 陸さんも同じように思ってくれていることが、嬉しくてたまらない。