...なんか、新鮮。


いつもは沙良がずーっと面白い話をしてくれて


それに廉とあたしが笑うって感じだったんだけど


その沙良がいないとなんか静か。



「てかさ、今日実紅元気なくなかった?」

「えっ?うそ、」

「なんかさっきもずっとボーっとしてるし。」

「えっ...ごっごめんね。」

「いや、別に誤んなくていいけどさ。なんかあった?」


廉がふっと笑ってそういった。



...あ、あたし気がつけば友里先輩のことばかり考えてたからかも。


「さっき友里先輩いたでしょ?」

「あぁ」

「なんか仕草とか綺麗で見とれちゃったからかな~」

「はっ?お前ホモかよ(笑)」

「ちっ違う!(笑)なんか憧れるっていうか。綺麗だからさ」

「ふーん...」


あたしの答えにあんまり納得いってない様子の廉。

廉モテるって拓真から聞いたけど、

あんまり女子のこと興味ないのかな?


「友里先輩のこと綺麗とか思わないの?」

すると廉は「んー」と


ちょっと考えてからこういった。