鬼神様と××しました

源喜さんの言う通り。

私は恋愛していたんじゃない。


河田くんの容姿に、惹かれていただけだったんだ…

河田が河童だったこと以外に、私がショックだったことは何もない。

だって河田くんのこと、これっぽっちも知らないし…

ただ、河田くんのこと見てるだけで幸せだったんだ…

それだけ…




「そんなんで自分責めるな。誰だって、最初は見た目で選ぶんだ。それは妖怪も人間も同じ」


源喜さんは、私を励ますように言う。




「俺はお前に選んでもらうために、この鬼に生まれたのかもな」

「!」


鼻で笑う源喜さん。




「…それって・・自分は顔がいいってことですか(汗)?」


確かにかなりイケメンだけど、自分で言っちゃうのってどうなの(汗)?




「少なくとも、河童よりはいいだろ?」

「ま、まあ…」

「なら俺は、河童よりは可能性があるってことだな」

「・・・///」


本気で言ってるのかな…

それともからかってる?


たとえ嘘だとしても、ちょっと嬉しかった…


源喜さんて、不思議だな。

ちょっと自信過剰なことを、源喜さんが言ってても、全然引かない…

むしろ、かっこいいと思ってしまう。


人間みたいに、変にきれい事並べてかっこつけるより…

堂々と、正直なこと言ったほうがいいのかもしれない。

包み隠さないことは、きれい事より断然にきれいなんだから…




「あ…忘れてた。今日、夕飯俺んちで食ってけよ」

「え?」


夕飯を、源喜さん家で?