鬼神様と××しました

「んとに、人間てめんどくせーな」

「何ですかそれ……きゃ!」


抵抗していると、源喜さんは私を無理矢理抱え、急に勢い良く空に飛んだ。




「怖いーー!もっとゆっくり!」

「うるせえ。これでもゆっくり飛んでる…」

「キャーーー」


まるでジェットコースターに乗ってるようなスリルの中、私の家に戻ってきた。


出てきた部屋の窓から入り、源喜さんは私をベットの上に降ろす。



気持ち悪…(汗)

髪の毛もボサボサだし…本当最悪……





髪の毛を手で整えていると、源喜さんがまた私の勉強机の椅子に腰掛けるのが見えた。





「…帰らないんですか?」

「まあな」



"まあな“って…(汗)


私の許可も取らずに、図々しくない?


私、源喜さんとなんとなく合わない感じがするから…

あんまり一緒にいない方がいい気が…




「お前…親父のあの説明だけで、ちゃんとわかったの?」

「へ?」