鬼神様と××しました

「で、でもそれと…私も源喜さんの結婚に何の関係が……?」


今の話と、結婚が結びつかない…(汗)




「鬼一族は、人間界で生きて行くことを決意したその日から…鬼一族の頭領は皆、人間の女と結婚することが決まりとなった」

「え?人間の…?」

「そう。妖怪は人間よりも頭が良く、特殊な能力を兼ね備えているのだが…繁殖力が弱いのだ。だから子供が出来にくく、子孫繁栄に繋がらない。それに引き換え、人間の繁殖力は妖怪よりも高い。それに、子供が健康に生まれてくる確率も高いのだ」


そうなんだ…

妖怪にも、そんなマイナス部分があるんだ…




「ちなみに…私の妻も人間。だから、子供は6人いる♡」

「え!?6人ですか?」


源喜さんて、6人兄弟なの!!?

それに、お母さんは人間なんだ…




「源喜は私の長男だ。いずれは私を継いで、鬼一族の頭領になってもらわなければならない…その為に、人間の結婚相手を探したところ、あなたを見つけた…」




どうして…?

どうして……私なの?




「私の昔からの友人であり、相談相手の男がいる。その男の占いはとてもよく当たるのだ。私も、彼の占いが当たり、妻と結婚した」

「・・・・」


占い?

そんなんで、結婚を?

なんかうさんくさいかも(笑)