鬼神様と××しました

ん…?


その時…

遠くから、何やら妖気が感じられる…


妖気がどんどん近づいて来るにつれ、その妖気がもっとリアルに感じ取れる。



源喜さんだ!

源喜さんが、帰ってきた……



立ち上がり、玄関に向かおうとした時…




ガラっ………



「へ!?」


突然、閉めていた縁側の雨戸が開き、源喜さんが飛び込んできた。




「げ、源喜さん!!?どうしたの?なんで縁側から!!!?わぁ!」


源喜さんは何も言わず、私を抱えて、縁側から勢い良く飛び出した。





「げ、源喜さん!?どこ行くの???」

「内緒」


源喜さんは、私を抱えながら、どんどん空へ上昇する。




風がすごい…

それに寒い……



今は、12月に入ったばかり。

夜の外はかなり寒い。