鬼神様と××しました

2匹が発している妖気は、私にも感じられ、それは私たちとは違う種類の妖気だというのもわかる。

私はまだ感じられる程度しかわからないから、まだまだ妖怪のことを勉強しきれていないのかも(汗)





「今日は何時頃帰れそう?」


朝食を終え、源喜さんの部屋で仕事に行く支度を手伝う私。




「土曜だから、早いよ。7時には帰る」

「そう。ご飯作って待ってるから」

「ああ。なるべく早く帰るよ」

「うん!」


源喜さんのネクタイを直し、二人で並んで玄関に向かう。




「じゃ、行ってくる。戸締まりはちゃんとしてけよ」

「わかってる!気をつけてね」


グイ








玄関で靴を履いた源喜さんは、私を引き寄せて軽くキスをした。

そして「じゃあな」と言って、仕事に出掛けて行った。



私はしばらくその場に立ち尽くし、源喜さんが出ていった玄関の扉を見つめる。



いつもはみんながいるから、行ってきますのキスはコソコソやってたのに…

今日は、あんなに堂々とちゃった♡