「源喜兄ーーー!」




すると、來さんと純麻くんが、弟たちを連れてやってきた。




「みんな!大丈夫!?」


私は、みんなに駆け寄った。

來さんは双樹くんに肩を貸し、もう片方の手で大くんを抱えていた。

その隣には、純麻くんが彩芽ちゃんをおんぶしている。




「由希ちゃんけがは!?」

「私は大丈夫!それよりみんなは!?」

「僕たちは大丈夫。熱も下がったし、もう心配ないよ。彩芽と大は、まだ起きないけど…」

「そう…」


私は彩芽ちゃんと大くんの頭を、交互に撫でた。




「それより…由希ちゃん………もしかして・・・・」

「!」


來さんは、私を上から下まで見る。



もしかして、來さん…

私の変化に気づいた…?