鬼神様と××しました

私は仕方なく、おじさんに言われた通り、座布団に正座して座る。

あとから源喜さんも、舌打ちをしながら、私の斜め後ろ側にだらしなく座り込んだ。




「ほう…美人だな」

「え…」


私たちが座るなり、おじさんは私を見てそう言った。




「いやいや…………そんなことは…//」


絶対に気を使っていらっしゃる。




「いや…本当にそう思うんだよ。私は昔から面食いなんだ(笑)」

「は、はぁ…」


ここは、苦笑い。




「申し遅れた。私は鬼一族の頭、鬼瓦 絆次郎(おにがわら ばんじろう)。源喜の父だ」




この人が…お父さん!?




「鬼一族の頭領です」


頭領…ってことは、1番偉い人。

そんな人が、源喜さんのお父さんなんだ!


確かに頭領って感じ!

着てる着物は金色だし、髪はパンチパーマだし!


鬼って、髪はクルクルなイメージあったけど…本当だったんだ(笑)!