「キャーーーーーーーーーっっ!!!」



逃げようにも、体が痛くて動かない。

源喜さんも回復してないみたいだし…


私は、源喜さんを守るように抱きついた。





ドドドドドドドドド…………!





…え。




「なっ………何なんだこれは!!?」



ドドドドドド…………!!!!!




辰彦が、急に焦っている。


私は恐る恐る、後ろを振り返った…




え…………?




振り返ると、辰彦の周りだけ水が洪水になり、巻き付いている。



なに…?

これ………




「由希……お前……」



源喜さんも、かなり驚いている様子。