鬼神様と××しました

そのお面の鬼の顔はすごく怖くて…今にも動きそうな感じ。

私はゴクリと息を飲む。




「あのぉ…」

「あ?茶でも飲むか?」

「…そうじゃなくて」

「何?」


私が話かけると源喜さん私の方に体を向ける。




「私…何かいけないことしたんでしょうか?」

「は?」

「だ、だって…こんなところ連れて来られたら……」


誰だって怖いでしょ!




「ぷ。別にお前は何もしてねえよ。ただ…」

「?」

「俺の嫁になってくれ」

















ハイ!?





さらっと言われたその言葉に、頭が全くついていけない…





「な、何ですって!!!!?」

「だから、俺の嫁になれってこと」

「よよよよよよよよ、嫁に!?」



嫁ってなに!?

いきなりそんなこと言われても…全然意味わかんない!!!





「ワケあって…お前と結婚することになった」

「は?」

「喜べ人間」

「……はぁ?」