鬼神様と××しました

「俺は高3だよ。T高校に通ってるんだ!」

「T高校って…」


私立の有名な高校じゃん!

確か偏差値高いんだよね…

頭いいんだ。





「水野 雪希です」

「ゆき?お前『雪希』ってゆうんだ?」



私が名前を言うと源喜さんが後ろで言う。




「はい…雪希です」


そういえば私の名前まだ言ってなかったっけ…





「よろしくね、雪希ちゃん」

「あ、うん!こちらこそ…」


優しく言ってくれた純麻くんに、ちょっとだけ純麻くんに笑顔を向ける。





「俺もよろしくね、雪・希・ちゃ・ん」

「!」


源喜さんが私を“ちゃん"付けで呼ぶ。




「よ、よろしくお願いします…」


私はとりあえず苦笑いするしかなかった。






「純麻。親父を居間に呼んでくれ」

「わかった!」


純麻くんは小走りで家の中に入って行く。




親父って…

源喜さんと純麻くんのお父さんってこと?