源喜さんとのキスの、感触が残っている唇を、指でそっと触る…


私、高校3年生だけど…

初キスだったんですけど……///




「………あと・・さっきの、キスだけど…」

「……っ!//」


私の考えてることが伝わったのか、キスのことを源喜さんから話してくる。





「…あれはみんなの為じゃなくて、俺の為」

「・・・(汗)?」

「てゆうか、お前のせいだ。お前が俺に、告るから…俺が、その返事をしてやったまでだな」

「・・・・は?」



こ、告るって?




「なんか色々言ってたじゃん。『源喜さんがいたから〜』とか…『源喜さんがいなかったら〜』とか……」

「なっ………///」


カァァと、顔が熱くなる。




「ま。俺はお前の告白の返事をしたまでだ。みんなの前で、俺とキス出来ただけでも良かったと思え」

「・・・・っ!//」



ニヤリと笑う源喜さん。

たまらず私は…






「もお〜〜〜〜〜〜〜!!!!///バカーーーーーーー!」


と、叫んだ。

私の声は、神社中に響き渡っていた…