鬼神様と××しました

「おっと。その枕を投げるとかやめてくれよ?」

「…………」

「何もしねえって。お前に話があってきたんだよ」

「…………」


私は枕を持つ手の力をゆるめた。


男の表情や言葉使いからして、悪い人には思えなかったからだ。




「いい子だ。頭は悪くねえみたいだな」


!?

男はそう言って、私の勉強机にドカッと座る。

ミシッと椅子の音が響いたので、お母さんを気にして、リビングの方を見る私。




「…かーちゃんなら大丈夫だぜ?今眠ってもらってる」


!!



眠ってる…?




「…お母さんに何したの?」

「簡単に言えば…"魔法をかけて眠らした“かな?」

「……!」



魔法…?


男は鼻歌を歌いながら、私の机に上にある雑誌や小物を見ている。