鬼神様と××しました

私も水を飲みながら、源喜さんの瞳をチラチラと見る。



「…んだよ?」

「え(汗)」


妖怪には、こっち(人間)の行動全部バレバレじゃん!(汗)



「さ、さっきのトレーニング中…源喜さんの瞳が、赤かったなーって」


今は、茶色に戻ってるけど。



「よく見てんな、お前(汗)」

「ハハハ(汗)」

「妖力使うと、俺らは瞳の色が変わるんだよ」

「へえーすごい!みんな赤くなるんですか?」

「赤になるのは、俺と親父だけだ」

「え?その他にも、色があるんですか?」

「そ。今度詳しく教えてやるよ」


今度?

うーん、今教えて欲しいな(笑)




「そんなことより…思ったより元気そうだな」




源喜さんが、安心したような顔をする。




「正直辛いですけど…なんとかやります」


これが精一杯の、私の気持ち。



「強いなお前。ますます、好きになったよ」


え//



心臓が、一瞬だけ外に出てきたと思うくらい、飛び跳ねた。


じょ、状態だよね、状態//

本気にしない//




「しびれ薬はしつこいからな。今日は大事を取って、1日休んだ方がいい。表向きは元気でも、まだ体のダルさはあるだろうから」




私の症状は、源喜さんの言っている通りだった。