『くすくす…そりゃ怖いよね。
ごめんねリサ。ちなみに、その男の子も
女の人も殺してないから安心して?
リサ…俺はね、お腹が空いてるの。』
よかった…ヒビトも、女の人も
死んでない…。
「お腹…空いてるの…?」
ああなんで私はこんなこと
空腹のヴァンパイアに
聞いてしまうんだろう。
そう、誘導されているわけでも
ないのに、口がそう答えてしまう。
『リサ…俺、リサを食べちゃいたい。
今すぐ。ここで。』
「私…を…食べる…?」
ああ、私はこのヴァンパイアに
血を吸われて死ぬんだ。
人なんてたくさんいるのに。
「なんで…私なの…?」

