『君、名前は?』 顎をつかんだまま淡々と聞かれる。 「リ…リサ…。」 さっきは声が出なかったのに 答えなきゃ殺されるという 思いが働いて質問に震えた声で こたえることができた。 『ねえリサ?俺、なんだと思う?』 妖艶に男が笑って口角をあげる。 「ヴァンパイア…?」 なぜか考える暇もなく、 自分の口がそう答えていた。 『よくできました。ねえリサ。 俺が怖いーーーー?』 えっ…? 怖いよ。怖い…怖い… なんでそんなわかりきった 質問してくるの…?