「リサ、誕生日おめでとう。」
そういってヒビトはカチューシャをくれた。
「え、ヒビトがこれを買ったの?」
「わりーかよ。」
そういって微笑んだ。
ヒビトは昔以上に背も高く、
たくましく、そして、
かっこよくなった。
お兄ちゃんとしてしか
見ていないけど、たまに
ドキッとしてしまうときがある。
私のほうにきて、カチューシャを
つけてくれた。
なんだかまるで、ティアラを
つけられた気分で、ひとりで
にやにやしてしまった。
「なににやにやしてんだか…。
そのなっがい髪も鬱陶しそうだし
それでとめとけよ。」
そういって微笑んで頭をなでる。
「ありがと。ヒビト。」
見上げてお礼を言った。
「…っ。バカ。」
そういってヒビトは顔を背けた。
照れていたのはリサが知る由もない。

