-05- 嫉妬 琉生くんに恋していると気づいて 何週間かがたった。 桜が咲いていた木も徐々に緑へと変わりつつある。 私は、というと 琉生くんとの関係はあまり変わってない。 席が近いから喋ることは多いけれど 琉生くんに恋愛感情はないと思う。 でも、私は喋れるだけでいいんだ。 それ以上の幸せは望まない。 そう思っていた。