【大和SIDE】

芽里明は、ベッドにぐったり、していた。

細い腕には、点滴。

小さい頭には、赤い血が滲み出ている、包帯が巻かれている。

芽里明「はぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはぁー」

健一「芽里明。少し、薬入れるな。」

健一さんは、芽里明の腕に直接、注射をした。

芽里明の手を握ってみたが、握り返してくる、様子はない。

来季「メリちゃん。」

珠怜明「来ちゃん。大丈夫よ。メリちゃんを信じてあげよう。」

珠朱さんも辛いはずなのに、偉いな。