【芽里明SIDE】

背中の注射は、結構、痛い。

大和は、手を握りしめてる。

健一「少し、ちくっとするが、我慢してな。」

大和「うっ。痛っ!」

芽里明「大和。大丈夫だからね。」

わたしは、大和の頭を撫でる。

そういや、大和と付き合っても、こうやって、触ること、なかったな。

健一「はいっ。終わったよ。しばらくは、安静にしててな。二日後にまた、くるから。」

芽里明「健ちゃん。ありがとね。」

健一「芽里明の頼みなら、聞くから。じゃあな。」