オーランドがたどり着いた職員室は、がらんとしていた。
教師は皆、外に出払っているのだろう。
これは好都合とばかりに、教頭のデスクへと近付く。
「酒くさっっ!」
ぷんと匂う、アルコール独特の匂い。
しかし匂いだけでは証拠にならない。
食中毒と聞いていたので、てっきり嘔吐物などがあるかと思っていたのだが、それはなさそうだ。
酒の入っているはずのグラスは見当たらない。
これだけ匂いがしているのに、何故。
「あー、中毒したきのこって、これなんかなぁ?」
片付けられていない、透明なパック。
中身のきのこはもうないが、かすかにかけられていたかつお節が残っていた。
一応証拠かと、近くにあったビニール袋を適当に拝借して、入れる。
それから、備え付けの給湯室へと足を向ける。
教師は皆、外に出払っているのだろう。
これは好都合とばかりに、教頭のデスクへと近付く。
「酒くさっっ!」
ぷんと匂う、アルコール独特の匂い。
しかし匂いだけでは証拠にならない。
食中毒と聞いていたので、てっきり嘔吐物などがあるかと思っていたのだが、それはなさそうだ。
酒の入っているはずのグラスは見当たらない。
これだけ匂いがしているのに、何故。
「あー、中毒したきのこって、これなんかなぁ?」
片付けられていない、透明なパック。
中身のきのこはもうないが、かすかにかけられていたかつお節が残っていた。
一応証拠かと、近くにあったビニール袋を適当に拝借して、入れる。
それから、備え付けの給湯室へと足を向ける。