「行ってきます…!」







もう無駄な抵抗はやめて、お母さんに言いながら家から出る。










潔く諦めるのも必要だよね!うん!










恭平見たら一瞬で逃げる予感しかしないけどね!










なんて思いながら真横にある恭平の家の前をそーっと通る。











恭平、朝練あるから多分いないと思うけど、鉢合わせたらあたし埋まるかもしれない。なぞに。











一瞬で穴開けると思う。地面に。










「穴があったら入りたいよね…」









ほんとね、あたし専用の穴をください!恭平に会ったら隠れるんで!!










昨日の今日であんな発言しといて、平静に顔を合わせられるわけがない!!











だって恭平の立場からしたらいきなり幼なじみが告白してきたようなもんだよ!?












怖!!!何言われるかわかんない!!!!