「うっせーな…でかい声出すんじゃねえよ」 重そうな足取りの亮太さんが家に入った 「悪いね…こいつ今酔ってるんだ」 よ、酔ってる!? 「ごめんね、茜ちゃん。こいつ運ぶから入っていい?」 「あっ、はい。どうぞ」 男の人をリビングへ通した 「ちゃんと歩いてくれよ、今泉」 亮太さんをソファに寝かせ、男の人をダイニングのイスに勧めて私は麦茶を出した 「お、ありがとう」 麦茶をイッキ飲みして、私の方を見た 「自己紹介まだだったね。 俺は今泉の会社の同僚の鈴原明です」 「あっ、川上茜です…」