「あいよ、可愛い彼女だね。 おまけでぶどう飴も入れとくぜ」 飴屋さんのおじさんがいちご飴とぶどう飴を袋に入れてくれた 「サンキュー、おっちゃん」 袋を受け取り、私たちは再び歩き出した 「ゆ、勇志くんお金払うよ」 「いいよ。今日のお礼」 「お礼?」 「そう、今日祭りに一緒に来てくれたか ら…茜、この意味わかる?」 「えっ…」 それって… そこにドーンと花火が打ち上がった 「やっと打ち上がったな」 夜空の星と輝く花火 すごくきれいだった この火薬の匂い… 夏なんだと実感する