「亮太さーん。ご飯出来ましたよ」 ドア越しに言うとすぐにそのドアは開いた 「やっとか。腹減ったー」 ダイニングテーブルに向き合って座った "いただきます"と言って焦げたチャーハンを亮太さんは口に運んだ どうだろ… 焦げちゃったし、自信ない… もくもくと食べ進めるのをただじっと見つめた 「あ?なんだ?」 食べる手を止めて亮太さんは私のほうを向いた 「味はどうかなって…」 「…これ、初めて作った?」 「うっうん」