私と年上男とルームシェア





「なんでそんなとこに突っ立ってるんだよ」



「ゆ、勇志くん!」


いつの間にか勇志くんが移動して私の隣にいた





「いきなり誘ったりしてごめんな。
ちょうど今日部活の練習が午前だけでさ、そんで…香澄は…」



「そういえば香澄ちゃんまだ来てないね」


周りを見渡しても香澄ちゃんの姿は見当たらない




「そのことなんだけど…香澄は来れないって…風邪引いたらしい」


歯切れが悪そうに勇志くんは言った




「そっか…それは残念」


風邪かあ…
大丈夫かな、香澄ちゃん




「香澄の分も合わせて楽しもうぜ?」



「そうだね!」