私と年上男とルームシェア





「起きてたの…!?」



「今、起きた…」


亮太さんの手はいつだって暖かい…




「俺…この家の息子になりてえな」


ポツリとこぼした




「お前の両親すげえ温かい…」


亮太さんの手が私の頬に触れる

そうなってくれれば…お父さんとお母さんはすごく喜ぶよ




「うちはいつだって大歓迎だよ」



「そりゃあ嬉しいな」


笑い合っていると、新しい年に変わった




「今年もよろしくね」



「ああ、よろしく」


私達は指を絡めて微笑み合った