でも、なんだかおじいさんの言葉が素直に信じれる気がした
不思議な気持ちを抱えて私は実家に帰った
「ただいまー」
「おかえり。あら、亮太くんと一緒じゃないの?」
リビングから顔を出したお母さんが尋ねる
「うん、ちょっと用事が…」
「あら、そう…お父さんもまだだから、来るまでお茶にしましょ」
「はーい」
荷物を2階に運んでリビングに向かった
お母さんとお茶を飲みながら話しているとお父さんが帰ってきた
「おう、茜。ん…亮太くんは?」
「ちょっと遅くなるみたい…」
「そうか…」
少し残念そうな表情を見せるお父さん
あれからお父さんと亮太さんはすごく仲良くなった
実家に行くと2人はよく一緒に飲んでる
そして、30分後
インターホンが鳴った

