「…とりあえず2人とも座りなさい。夕飯を食べてから話そうか」 お父さんは淡々とした口調で答えた あれ…意外な反応 でも、良かった… 少しだけホッとした 「はい、それじゃあ食べて」 お母さんは、唐揚げときんぴらとサラダとご飯とお味噌汁 一般的な夕食のラインナップのものを運んだ 「いただきます」 各々がそう言い、おかずを口にした 亮太さんは唐揚げを口に運ぶ 「…すごく美味しいです」 「本当!良かったわ。どんどん食べて」 亮太さんの反応を見つめていたお母さんは嬉しそうに笑った