「別に何も支障がないじゃない」 「ダメだ。よく知りもしない男となんて」 「なんでそんなこと言うの…ひどい…もう知らない!」 私は2階の自分の部屋に駆け込んだ あんな言い方しなくても… 確かにまだ知らないことはたくさんあるけど、これから知っていけばいいじゃない 亮太さん… そう思った時にスマホが鳴った 「もしもし…」 画面を見ずに電話に出た 「もしもし、茜?」 「りょ…たさん?」 電話の主は亮太さんだった 声を聞いたら涙が出てきた 「亮太さん…ごめんね。嫌な思いしたよね…?」