それに少し、驚きながら答えた
「なに?」
「今日は…その、悪かったな」
ぶっきらぼうに亮太さんは言った
アイツはキツいこと言ったのを後悔してるよ
鈴原さんの言葉を思い出した
「私もごめんね…」
私はソファの手すりのところに腰かけて言った
亮太さんと目が合う
「焼き鳥買ってきたから、食べてね」
「…さんきゅ。今度…飯連れてってやるよ」
「ほんと!?やった!」
「食べたいもん考えとけ」
「うん!ありがと」
そう言うと、亮太さんは私から視線を外して、また目を合わせた
亮太さんの手が頬から後頭部にかけて、ゆっくりと伸びてきた
そして、頭を押された
唇が触れる直前で動きが止まる

