にこにこと笑う鈴原さん
な、何を聞いたんだろ…
それにしても亮太さん、寝ちゃうほど飲むなんて…
「茜ちゃん、今泉は口下手っていうことを理解しといてね。でも、茜ちゃんがはっきり言葉にすればアイツはたぶん答えてくれるよ」
あ、勇志くんもそんなこと言ってた…
「鈴原…余計なこと言ってんじゃねえよ」
後ろから亮太さんの声がした
振り返ると亮太さんはソファから起き上がっていた
「やっと起きたか。そんじゃ、俺は帰るとするよ。茜ちゃん、楽しかったよ」
「はい、私も楽しかったです」
「あ、今泉…ほらよ」
鈴原さんは何かを亮太さんに投げた
「おう…ありがとな」

